2013年06月11日

これだけは知ってほしい薬の話3

みなさんは薬の服用法や本当の効用についてどこまでご存知でしょうか?
たとえば、食後といえば何時までが食後か知っていますか?
また、薬との飲み合わせの根拠とは何かご存知ですか?

私たちが常日頃お世話になっている薬について、
実は良く分かっていないのが現実です。
私たちは知らず知らずのうちに薬の効果を薄める服用をしたり、
副作用を起こす原因を作っていたりしているのです。

薬が現代生活に置いて切っても切り放せないものであるなら、
お世話になっている私たちはその正しい使い方をもっとよく理解し、
健康な生活を送る為に活用しなければならないのではないでしょうか。

今回は3回目なので生活と薬の関係についてお送りします。

生活と薬・・・

普段何気なく。
でも、ちょっと待って
アルコールと薬・・・薬を飲んでいる時、どうしてお酒はいけないの。

薬は、肝臓で酵素の動きにより代謝されます。
又、アルコールも同様に肝臓で代謝されます。
お酒を飲んだ時に薬を飲むと、
肝臓の代謝酵素はアルコールを分解するのに優先的に働き、
薬の代謝が遅れるため薬の効果が長く強く作用しています。
当然、肝臓により多くの負担がかかります。
又、薬によっては、アルコールとの相性が悪く、効果が増強したり、
副作用が生じたりと、悪い相互作用をまねくことがあります。
もし、医師から「服薬中は禁酒」といわれたら、全てのアルコール類は、厳禁!

タバコと薬・・・なぜタバコが薬の効果を弱めるの?

タバコに含まれる成分(ニコチン)が、
肝臓で薬を代謝させるために働く酵素をたくさん作り出すため、
薬の代謝が促進され、身体の中に残っている薬が少なくなってしまいます。
喘息の方で喫煙する方はいらっしゃらないと思いますが、
気管支喘息治療薬テオフィリンが、その代表例です。

食事と薬・・・食後服用の薬は、特に要注意

牛乳に含まれるカルシウムイオンは、通常の抗生物質では吸収を悪くし、
水虫専用の内服薬では吸収を促進し、効果が強くなり過ぎてしまうのです。
又、牛乳は弱アルカリ性(pH7.6程度)ですので、
消化酵素剤など腸溶剤と一緒に飲むと充分に溶けず、
効果が弱くなってしまいます。
このように、腸溶剤使用中にアルカリ性食品を食べた時は、
食後1時間位はあけてから服用するのがいいようです。

又、グレープフルーツと血圧降下剤や抗ヒスタミン剤は
飲み合わせが良くありません。
これは、グレープフルーツに含まれる成分が薬の代謝を妨げるため、
血中濃度を高め、副作用を起こしやすくなるからです。

お茶と薬・・・食後のお茶で薬を飲む。

よく見る光景ですが、
「貧血の薬(鉄剤)を服用する時は、お茶はダメ」とよく聞く話です。
これは、お茶に含まれるタンニンが鉄と結合し、
不溶性となり吸収されずに排泄されてしまうからです。

又、お茶やコーヒーに含まれるカフェインは、
薬と相互作用を生じ、効果を強めたり、弱めたりしますので注意が必要です。
ちなみに、タンニンはお茶よりコーヒーに多く、
柿や赤ワインにも多く含まれています。
カフェインは、コーヒーよりお茶や紅茶に多く、
当然チョコレートにも含まれてます。

健康食品・・・本当に大丈夫?

最近、健康食品に関心を寄せる人が多くなっております。
一般的に、健康増進に効果があると銘うって
販売されている食品を総称して健康食品と呼んでいます。
これらの食品に、品質、安全性及び有効性などについて何ら法的規制はなく、
又、病気に効くとは言えません。
医師から服用を勧められた薬を、
自分の判断で健康食品に切り替えたりすることは、慎むべきです。
万が一、具合が悪くなったとしても、
健康食品を勧めてくれた人は責任をとってくれません。
どうしてもという方は、薬を服用しながら健康食品をとることをお勧めします。

薬と上手なつき合い方10ヶ条

1.過去に薬を飲んだり注射をして何か異常が起こった経験があれば、
  必ず医師に伝える。
2.処方された薬は、不都合なことがない限り、指示通り残さず服用する。
3.服用時間の確認をする。(食後何分、食間のいつなど)。
4.飲み忘れた時に、どうすれば良いか、聞いておく。
5.服用中の薬があり、
  それとは別の病気で受診する時は必ずその薬を持って行く。
6.人からもらった薬は飲まない、人にあげない。
7.処方された薬で異常があった場合は必ず医師に相談する。
8.処方された薬について、他人の素人判断を鵜呑にしない。
9.薬の飲むことのマイナス面ばかりを考えない。
10.もらった薬の名前はできるだけ聞いておきましょう。

これまで、医師が患者に薬を処方する際に
薬の名前や効果あるいは副作用について充分な説明がされていません。
中には、癌の治療の際など薬の名前は言わないほうが良いと、
判断する場合も当然あるとは思います。

しかし、インフォームドコンセントという観点からは、充分な説明を行い、
患者と医師が一緒になって病気と闘うことが大切なことだと思います。
病気によっては、一生薬を飲み続けなければならないこともあります。
しかし、薬を医師の指示通り正しく服用し、
日常生活において適切な食事療法や運動などを根気良く続けることによって、
薬を減らすこともできますし最終的には薬が不要になることも可能です。
薬を正しく服用しなければ、効果が得られないばかりか、
逆に健康を害することにもなりかねません。
間違った知識や過信は禁物です。
正しい知識によって健康は保たれるのです。
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2013年06月04日

これだけは知ってほしい薬の話2

みなさんは薬の服用法や本当の効用についてどこまでご存知でしょうか?
たとえば、食後といえば何時までが食後か知っていますか?
また、薬との飲み合わせの根拠とは何かご存知ですか?

私たちが常日頃お世話になっている薬について、
実は良く分かっていないのが現実です。
私たちは知らず知らずのうちに薬の効果を薄める服用をしたり、
副作用を起こす原因を作っていたりしているのです。

薬が現代生活に置いて切っても切り放せないものであるなら、
お世話になっている私たちはその正しい使い方をもっとよく理解し、
健康な生活を送る為に活用しなければならないのではないでしょうか。

ー薬 効ー

主な薬の成分

ー効 能ー

降圧剤
 血管を広げて血圧を下げます。
 血液中の塩分を尿とともに排泄させて血圧を下げます。
強心剤
 心臓の働きを活発にし,動悸を改善します。
不整脈治療剤
 脈拍を整えます。
消化性潰瘍治療剤 
 胃酸を中和したり、胃酸の分泌を抑制し、胃の粘膜を守ります。
痛風治療薬 
 尿酸が作られるのを抑えたり、尿酸を排出させます。
糖尿病治療剤
 経口薬:インスリンの分泌を盛んにしたり、その作用を強めます。
 注射薬:*インスリンを直接補い、血糖を下げます。
高脂肪血症治療剤 
 血液中のコレステロールや中性脂肪を下げ、血管を掃除します。
気管支喘息治療薬 
 気管支を広げたり、アレルギー体質や過敏症を改善して、
 発作がおきないようにします。
下剤 
 腸を刺激して便を出しやすくします。便を柔らかくします。
解熱鎮痛剤
 熱を下げ、痛みや炎症を緩和します。
抗不安薬 
 不安、緊張、気のあせり、不眠などのストレスを緩和します。
 ストレスが原因の一つにもなる胃・十二指腸潰瘍などの治療にも使用します。
抗生物質
 細菌を退治したり、増殖を抑えます。

*インスリンは、膵臓ランゲル島β細胞から分泌されるホルモンで、
血液中の糖分を肝臓に取り込み(血糖下降)、
エネルギー源として(グリコーゲンに合成)蓄える働きがあります。

副 作 用・・・薬は怖い?

薬には、利点(主作用→病状を改善するための効果)と
欠点(副作用→望ましくない効果)の双方を持ち合わせています。
私たち人類史上、ペニシリンやストレプトマイシンの発見は、
多くの命を救い、不治の病を克服し、
多くの人々が長寿をまっとうできるようにした、近代医学の開闢となりました。
しかし、同時にショック死や難聴などの重大な副作用ももたらされました。
確かに、副作用は怖い。
でも、「もし、ペニシリンやストレプトマイシンがなかったら・・・・」
その方がもっと怖いとは思いませんか。
薬を使用する限り、副作用は永遠のテーマなのです。

@副作用のない薬はない・・・
効果が高い薬ほど副作用も強いものです。
先ず、このことを充分に認識する必要があります。
その上で、患者と医師、薬剤師が一体となり、最新の注意を払うことで、
副作用によるクスリを最小限に抑えることが可能になります。

A薬を服用することによって生じる副作用と、
服用しないことによって生じる不利益のバランスを考えます。
例えば、抗癌剤やインターフェロンには、脱毛、強い吐き気、高熱、
倦怠感などの強い副作用がありますが、また命を救うこともできます。
薬を使用することで得られる効果と、生じる副作用のウエートを量り、
その効果からみて、副作用が許容範囲であり、他に選択の余地がなければ、
もたらされる利益の方が大きい、即ち使用する価値ありと判断されます。

B薬を服用中に「何かいつもと違う」と感じたら、すぐ主治医に相談しましょう。

C飲めない薬がある時や、ある種のを飲むことで
何らかの病状が予測される場合は、予め医師に説明しましょう。

D今かかっている医師以外から薬をもらう時は、
今服用中の薬剤名を必ず告げるようにしましょう。
薬の重複や、併用することによって生じる副作用を防ぎます。
ある種の薬を併用すると重大な副作用を引き起こすことがあります。

E長期間服用を続ける場合は、時には効果と副作用を検査する必要あります。
診察を受けずに、“薬だけ”は絶対やめてください。

F自分の判断で、服用を中断してはいけません。
副腎皮質ホルモン剤やH2 ブロッカーなど、服用を突然中止してしまうと、
かえって病状を悪化させたり、副作用(リバウンド)が出現する場合があります。
副作用によるリスクを最小限に抑えるには、
患者と医師、薬剤師が一体となって取り組むことが何より大切です。

いつも何気なく聞いていることが実は重要だったのです。
診察を受け、薬を貰うのが当たり前になっていますが、
処方方法もよく読まず服用している方が多いと思います。
このため、薬の効果が発揮されなかったり、
場合によっては副作用が出て症状が悪化したりします。
薬の服用については常に慎重に行い、
効率よく効果が発揮できるように心がけましょう。

次回は生活と薬の関係についてです。
posted by 健康一番 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月28日

これだけは知ってほしい薬の話

みなさんは薬の服用法や本当の効用についてどこまでご存知でしょうか?
たとえば、食後といえば何時までが食後か知っていますか?
また、薬との飲み合わせの根拠とは何かご存知ですか?

私たちが常日頃お世話になっている薬について、
実は良く分かっていないのが現実です。
私たちは知らず知らずのうちに薬の効果を薄める服用をしたり、
副作用を起こす原因を作っていたりしているのです。

薬が現代生活に置いて切っても切り放せないものであるなら、
お世話になっている私たちはその正しい使い方をもっとよく理解し、
健康な生活を送る為に活用しなければならないのではないでしょうか。

薬の飲み方と服用時間

薬の飲み方

・・・「水なしでも飲める」は、自慢になりません

薬を飲む時は、コップ1杯の水かぬるま湯で服用しましょう。
少ない水で服用すると薬が溶けにくく、薬の効果が十分に現れないばかりか、
食道に付着してしまい、その箇所が刺激され潰瘍になることもあります。
又、薬の中には、ジュースや牛乳で服用しない方が良いものもあります。

服用時間

・・・・薬袋に記載してある事項をもう一度チェック!

<食後>
食事30分程度のこと。
大部分の薬は食後30分になってますが、
この副作用は食べ物が消化管を保護するので、胃腸への負担が少ないのです。

<食前>
食事30分程度前のこと。
鎮吐剤、食欲増進剤、整腸剤、などは、
食事によって吸収低下の影響を受けやすいのです。

<食間>
食事の2時間程度後のこと。
漢方薬などは、胃への障害を起しにくく、
薬の作用が穏やかなため、吸収の良い食間に服用します。

<食後>
食後すぐの服用。
胃粘膜に刺激の強い薬は、
副作用を少なくするために食後すぐ服用する必要があります。
時間毎の服用 抗生物質や化学療法剤は、
薬の効力(血中濃度)を維持するために、一定の間隔で服用します。
(1日3〜4回、6時間〜8時間毎に)

<就寝前>
文字通り就寝前。
催眠剤、煖下剤などがありますが、
このような薬を服用する時に就寝が遅いと翌日の起床や日中に影響するため、
早めに休みましょう。

<頓服>
発作時や痛みが強いなど病状がひどい時に一回服用。
強心剤や解熱鎮痛剤などがありますが、一回服用して効かないからといって、
連続して服用することは絶対に避けて下さい。
一般的には、6時間くらいおいて服用して下さい。
薬の効果を充分に発揮させ、副作用を少なくするために、
薬袋の指示通り、規則正しく服用して下さい。
尚、飲みにくい剤形(大きめのカプセルや錠剤など)がある場合は
医師又は薬剤師に相談して下さい。

飲み忘れた場合

・・・「さあどうしよう」、でも大丈夫です。

うっかり薬を飲み忘れた、食事できなかった、
などの理由で指示された時間に薬を服用できなかったら、
大部分は気がついた時点で一回分服用して下さい。
しかし、次に服用するまでは、最低4時間以上の間隔をあけることが必要です。
服用する時間が近い場合には、
すぐに服用しないでその後指示された時間から服用を再開して下さい。
絶対に二回分を一度に服用しないこと。
但し、血糖下降剤の服用を忘れた場合は、医師に相談して下さい。
又、誤って多く服用してしまった場合には、必ず医師か薬剤師に相談して下さい。

飲み忘れを防ぐためには、
 ・薬の服
 ・薬のシートの裏に“朝”“昼”“夕”と書き入れる。
 ・服薬のカレンダーをつくる。
 ・ピルケースを利用する。
などご自分で工夫して下さい。

現代において薬は生活と切っても切れない関係にあります。
ちょっとしたことでも、薬によって改善したり、
特殊な薬効のある薬まで種々様々にあります。
その身近な薬の服用法や効用、してはいけないことを
あなたは本当にご存知でしょうか?
次回も薬のこれだけは知ってほしい話をお送りします。
posted by 健康一番 at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする